小さな幸せを感じる日々の日記

人生辛かったり楽しかったり悩んだり寝たり起きたり。

身体欠損についての価値観の違い

恐らく私は、価値観がおかしいのだろう。

 

私はアトピー性皮膚炎だ。

その事について質問をされるのは平気だが、「可愛そうだと思って」と高額な民間療法をごり押しされるのは本当に嫌い。本当に嫌い!!!!

本気で可哀想だと思っていようがなんだろうが、それは皮膚がけがれているという見下しでしかないし、且つ紹介される民間療法はほぼほぼ効果に責任を負っていないアヤシイを通り越して如何わしいものが9割9分だからだ。

 

更に相手は良いものを善意で紹介してあげているという謎の上から目線なので、こちらが断ると本当に意味が解らないという態度で嫌味や皮肉をぶつけてくるからたちが悪い。そういうのも含めて可愛そうだと思われるのは本当に嫌い。

 

閑話休題

 

身体欠損について。

小学生の頃、下級生に義足の子がいた。先天性らしく、片足が膝から下が義足になっていた。

 

私はそれがとてもかっこよくて(ロボットみたいじゃん)とても特別感があって、それに足がないのに普通のクラスにいるって事は(子供判断では)ショウガイシャではないんだと思っていたから、どうしてもその子と話してみたかった。

 

でも、その話を同級生にしたら、みんな口を揃えて

「可哀想だからやめておいた方が良い」

と言う。

 

私には、彼の何が可哀想なのか全くわからなかったしそれも含めて聞いてみたかったが、社会的な常識では障碍者に障害の部分についての質問をするのはカワイソウなのでやってはいけないことなのだという事は学習した。

 

デフレパードのドラマー

デフレパードというバンドをご存じだろうか。

とても歴史の長いバンドだから勿論ご存じの人が多いと思うが、

このバンドのドラマー、リック・アレンは左腕がない。

生まれつきではなく事故による欠損だ。

もう30年近く??

 

それでも彼は今でも引退する事なくデフレパードのドラマーだ。

 

彼のドラムはとても力強くて技術的にも素晴らしいと思うけど、と同時に、

私にはその姿がとてもかっこよくてセクシーだという印象を与えるんだ。

 

ていうかおっさんいくつだよ力強すぎでしょ( *´艸`)

 


DEF LEPPARD – NFL Pre-Game - Official Performance Video


Def Leppard- Rick Allen drum solo

 

でも、駄目なんでしょそういうの。

リック・アレンを片腕のドラマーとして見ちゃダメなんでしょ?

彼は片腕だけど、両腕ある人っていう嘘のメガネをかけて観なきゃいけないんでしょ?

 

念の為にわざわざ言っておくけど、腕が無くなって良かったなんて微塵も思っていないよ。

でも、今現在右手と両足であの音を叩きだすリックの、今現在の姿もとても美しいと思うのは、やっぱり私がイカレてるからなんだろうか。

 

努力する人って素晴らしいと思うじゃん。

腕がなくなったのにドラム続けようと思ったんだよ。そして技術を磨いたんだよ。

それ凄い努力じゃん。並大抵の信念じゃない、不屈の闘志にもほどがあるだろ。

その努力すげーわ、かっけーよ、この人は才能もあるけど努力して自分で磨き上げた実力がすげーんだ。逆境から這い上がって来た人って生き様がかっけーよなーって思う事自体が駄目なんでしょ

 

だから考えるのが面倒になって、障害のある人には関わらないようにしている。

ホント、(周囲の)扱いが面倒だから。