ありのままの汚い自分ではなく、自分の言いたい事をちゃんと言える人間になりたかった。
うまく説明できないけれど、
私は、
ありのままの自分と
心地よい生き方をしている自分が
大きくかけ離れている。
ありのままの自分は、
汚い言葉遣いで
相手を罵りがちで
知ったかぶりで何でもわかってる風に話して
面倒くさがりで
つまらない事にはあからさまにつまらないという態度を取って
好きな人にこそ酷い言い回しの言葉を投げかける。
これが私。
で、無理をしている私は
周囲の反応を覗って
目立ちすぎないように
嫌われないように
普通を装って
相手を立てて
ミスをしないように
迷惑かけないように
かなり無理をしている。
これも私。
でもそこには
「こう生きたい」と思う私も
「この人生楽しい」と思う私も
「私の選んだ生き方だ!」と言っている私も存在しない。
普通、生きたいように生きるっていうのは、本心や本音で生きる事かなと思うんだけど、私は態度や言葉が、瞬発的にでもちゃんと考えてても、どちらも自分の望んでいないものになってしまう。
説明が難しいのだけど、
本心から相手を褒めたいと思った時なんか、
凄く毒づくか、物凄い社交辞令に聞こえる言い回しかのどちらかになってしまう。
本当はナチュラルに「あなたは素敵な人だ」という事を伝えたいだけなのに。
特に咄嗟に毒が出た時の自分の心の汚さに本当に自己嫌悪が最大級になる。
そんな事思ってないのに!!!
と思うけど、
あれでしょ?
人間って
思ってない事は言えないんでしょ?
ていう事はどれだけ自分の想定外の言葉であっても、
私が思ってる事なんだよね。
ほんと、自分クズすぎるなと
本当に自分に殺意が湧くことがよくある。
で、それを抑制しようとするから、
考えすぎて媚び媚びのセリフになってしまう。
正しく自己表現できる人間になりたかった。
「思った事」を「思ったように」表現できる人間になりたかった。