意外とスタンダードな展開だった気がする『エイリアン:コヴェナント』
悲しくて悲しくてやるせない
そして白エイリアンみんな可愛い( *´艸`)
あ、今回がっつりネタバレありの記事になりますのでご注意ください。
目次
リドリー・スコット監督『エイリアン:コヴェナント』
ひとつ前の記事と連続してムービープラス 映画専門チャンネルで放送されたエイリアンシリーズ。
エイリアンはどうやって生まれたのかという問いに向き合った3部作の第2弾(らしい)。
全体を通してとても見応えのある作品でした。
サクッと要点を挙げると
- 映像がとてもきれい!
- 音楽が作品を邪魔しない!
- 前作からの壮大なストーリーが続くが、単体としても成り立っている
エイリアンシリーズとして見た時の感想は
よくできたB級ホラー!!
『よくできた』と『B級』がセットになると良いの?悪いの?って感じですが褒めてます。
結局私にとってエイリアンシリーズってシンプルなパニックホラーなんですよね。
にしては内容もちゃんと考えられてたかなと。
リプリーいなくても女性陣めっちゃ頑張ってる!
メンズがヘタレとまでは言わないですが、しょっぱなから事故死する船長、感情的で突っ走る新船長、サボリ中に感染する隊員…デイビッドも一応男性(?)だしな…
対して女性陣は、結構善戦して散っていった感じがしたんですよね。
暴走するメンズを諫める事も多々…。
でもまぁ結局はダニエルズ一人頑張った感じかなぁ…(´・ω・`)
白エイリアンどれもみんな個性的で超可愛い!!!
最初に出てきた小ぶりな奴から人間サイズの中型まで、みんな違ってみんな良い( *´艸`)
白として一番最後に船長の腹から出てきた一番小さいのなんか刷り込み効果かよ!っていう( *´艸`)カワイイ…。
ただ、動きとしてはちょっと早すぎると云うか…うーん。
以前2だったか3だったか覚えてないんだけど、小ぶりなエイリアンがみんなCGになって軽くて速くて大量です!みたいになった時、それまで「のっしのっし」と重量感ある爬虫類的な?生き物として動いていたものがいきなりゴキブリかハエの様にシャッシャッ!って動くようになって、爽快感よりなんていうか雑魚感が増したと云うかそんな感じがしたんですよね…。
それに近い感覚が今回もありました。
確かに動きが早くてなんだかわからない凶暴な生き物に襲われる恐怖みたいなのってあると思うけど、なんか、なんていうか恐怖を感じる前に終わってるというか…。
まぁ可愛かったからいいかぁ
可愛いは正義。
ロボ対ロボ対決切ない!!
私はエイリアンシリーズのアンドロイド結構好きなのです。
よりロボ的だった1のアッシュ、意外と人間臭い言動が多い気がした2~3のビショップ、勿論人間より人間らしいといわれる4のコールも。
だからもうウォルターが哀れで哀れで…
彼はあの星に一人残されて、勿論もう死んで(壊れて)しまったのだろうけど、その情景を想像するだけでもう切なくて仕方ない・゜・(PД`q。)・゜・
途中何度も「ダニエルズ気づいてー!」と歯ぎしりしながら観てました。
(ドリフの「志村うしろ、後ろー!!」的な感じで)
意外と基本に忠実!
人気作だからこそ、その回ごとに新要素やら時代設定やらを後付けで盛りもりしてきたシリーズのエピソード0を作るのは大変だと思うのですが、意外とシンプルな『エイリアン』になってるのかなという印象でした。
予定外の行動→探査→感染→初対面パニック→逃亡→対峙そして退治→逃げ切ったと思ったのもつかの間→退治→大団円(とみせかけてーの…)
という流れと、あとはアンドロイドと人間の交流、人間同士の確執。
その基本があって、エイリアンという「生物そのもの」については新しい概念というか前作からの引き続きの「開発中」な感じで来ていますが、ストーリーの流れは基本的なエイリアンシリーズだと思って見ると安心して見られました(良いのかそれ…)
感想
ていうかこれ、エイリアンの起源を描く前日譚って触れ込みだったけど、そうか?
どっちかっていうと
人間はどこからきてどこに行くのか。
そしてアンドロイドは電気羊の夢を見るのか。という意味で
デイビッド成長物語なのでは・・・?
という一抹の不安を抱えながら次回3部作結末に期待するのでした(*´∇`)ノシ