自殺を止める人は自己中の極み

自殺を止める人はたいてい御大層な理由を述べて自殺者を非難します。

「命を大切にしなよ（自分の命を大切にしていない愚か者）」

「自殺することでどれだけ周囲に迷惑をかけるかわかっていないのかお前は（周囲はどうでもいいけどこっちに迷惑振るな）」

「死ぬほど辛い人生なんてない。お前の考え方が悪い」

「もっと楽観的になりなよ（楽しく生きようとしないお前が悪い）」

「辛くても頑張ってる人がいるのに自分だけ被害者ヅラするな」

などなど。

あと思いやり系だと

「あなたに死なれたら悲しい」

「あなたが生きていてくれたら私はとても嬉しい」

とかがありますかね。

でもこれらすべてに共通して言えるのは

自殺者の気持ちは一切考えられていないということ。

これらの言葉の内容は、苦しんでいる本人以外の問題であって当の本人の苦しみをどうにかしてあげようという話は一切していないのですよ。

勿論他者からしたら「そんなの当たり前。自分の苦しみや問題は自分で解決しろよゴミが！」って事なんだと思いますが、それこそブーメランじゃないですか。

自分が迷惑かけられたくない。

自分が悲しみたくない。

自分が嫌な思いしたくない。

だから自殺ダメ絶対。という思考になる。

でもそれだと自己中すぎるから、「私そんなに自己中じゃないし！思いやりがある人だから止めてるだけだし！」って思いたいから自殺者非難という形になる。

（あとごく稀にいるですが、情緒不安定な人をカモって儲けてる類の人は自分の食い扶持が減るのも嫌みたいですね。こういう人たちにとって情緒不安定な人には死んで欲しくないわけですが、実際には治って欲しくもなくて、つまり一生死ぬまで苦しみ続けて金を払い続けていて欲しいわけです。）

自殺を止めるなとは言わないけど、自殺を止めることがイコール絶対正義で、つまり自殺する人が絶対悪だから否定非難見下しOK！みたいな考え方の人が一定数いるので「自殺を考えたらまず誰かに相談してほしい」といった様な言葉を見聞きする度に「相談したところで非難されて終わるのがおちだからなぁ」となり、自分の内に収めるようになるような気がするのです。その方が波風立たないし、実際相談すると相手に迷惑かかると思うから、自殺考える人って死ぬまで周囲に気をつかって言えない人が多い気がします。