正義は勝者のもの
この世界には正義がある。
正義とは何か。
正義とは、勝者の持論だと思っている。
何故なら、この世界に在る全ての人にはその人なりの正義があるが、それが他の人に受け入れられない正義だったりする場合がある。
そうなると正義と正義のぶつかり合いが起き、残るのは勝者の持論だ。
勝者は言うだろう。
『負かしてはいない』
『相手が納得してくれたから』
『戦ってない』
『和解だ』
等々。
それらすべて勝者側の言い分でしかない。
仕事の商談などでは、互いの利害が一致し『win-win』の関係になるのはよくある事だ。
しかし一旦仕事から離れてしまえば、そこにあるのは個の主張のみ。
答えは各個人の主観でしかなくなり、正義は万人に存在する事になる。
同じ意見の仲間を増やし、敵対意見を持つ者の精神を破壊し、「心からの」同意、服従を求める。
それではまるで強硬に改宗を促す宗教弾圧の様だ。
いや、そうか。
異論者批判は宗教弾圧そのものなのだ。
改宗を、さもなくば死を。
なるほど。
そりゃ話が通じないわけだ。
放っておいて欲しい人が放置されず徹底的に叩かれるのは、反乱分子の芽を摘むためか。
道理で鬱陶しいわけだ。