映画『SING』は実は子供向けではなかったんじゃないかという感想。
以前地上波で放送していた時見そびれてしまって。
映画専門チャンネルザ・シネマにて字幕版が放送されていたのでやっと観れました。
映画『SING/シング』2016年
あらすじ
落ち目の劇場支配人(コアラ)が起死回生を図り歌い手オーディションを仕掛けるが、賞金のケタを間違えてしまうことから大騒動が起こるお話。
ミニオンズの会社が作っているだけあって、キャラクターたちのアニメーションはとてもコミカルで可愛らしい。
擬人化しているようではあるが、動物たちはちゃんとその種のアイデンティティを保っている(そこら辺はズートピアも同じかな)
ただ、ミニオンズもそうだが、この会社のプロモーションはどうもターゲット層を間違ってる気がしてならない…。
CMなどで見た感じだと、可愛い動物たちが歌って踊ってコミカルにはしゃぐ映画って感じで、親子連れとか小中学生向けアニメ映画って感じだったけど、実際は絵面が動物ってだけで内容はもう少し年齢層高めに合う内容だった気がする。
才能を見抜くセンスはあるが一度も興業を大成功させたことがない(と言われている)劇場支配人とか、だいぶいい歳になってもまだ「自分探し」だの「やりたい事って?」なんて、小学生みたいな事をいいながらも自分の恵まれた環境を当たり前のものと思って疑わない親友エディ(羊)とか、強盗集団の息子とか、子だくさんでも夢があった主婦とか
アクが強すぎる( *´艸`)
そして意外とストーリーがノンストップでスピーディで音楽やキャラをじっくり楽しむ感じではなかったので、『歌』を前面に押し出すCMにしない方が良かったんじゃないかなぁとも思った。
才能発掘系な部分はアメリカのオーディション番組のノリが好きな人は楽しめたかと!
(私は楽しかったです)
当然だけど歌は良かったです。
一番好きなのはエディが車拭いてるとこ!
あれ可愛い。
そしてアルパカだと思ってたのに羊だったのねエディ…
だって首長いじゃん…アルパカやん君…。